こんにちは、なつめ(@sari_suika)です。
8歳娘と5歳息子を育てています。
最近、スロージョギングを始めました。
というより、再開しました。
在宅勤務により増えた体重を戻すため、2021年頃からゆるーく走ってました。
始めはウォーキングの合間にほんの少しだけ走ってみる、そんな感じ。
徐々に長く走れるようになり、大体3キロ~5キロ程度ですが週に3~4回走ってました。
ウォーキングは元々してたけど、歩くだけでは得られない爽快感と、頭にも血が巡る感じが好きでしたが、昨年12月に足首を捻挫。
そこから半年以上ジョギングからは遠ざかっていました。
が、ここに来てジョギング熱再燃。
なにがきっかけかというと、
村上春樹さんの『走ることについて語るときに僕の語ること』を読んだこと。
自慢 する わけ では ない が( 誰 が そんな こと を 自慢 できる だろ う?)、 僕 は それほど 頭 の 良い 人間 では ない。 生身 の 身体 を通して しか、 手 に 触る こと の できる 材料 を通して しか、 もの ごと を 明確 に 認識 する こと の でき ない 人間 で ある。 何 を する に せよ、 いったん 目 に 見える かたち に 換え て、 それで 初めて 納得 できる。 インテリジェント と いう よりは、 むしろ フィジカル な 成り立ち 方 を し て いる 人間 なの だ。
村上春樹. 走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫) (p.29). 文藝春秋. Kindle 版.
村上春樹さんは言うまでもなく頭のいい方であろうが、私はこの文章を読んで自分自身の性質にも合致するものがあると感じた。
私はそこまで頭のいい人間ではない。(というのがここ数年で気づいたこと)
頭の中でだけ理論や理屈を組み立てようとしても、どうもうまくいかない。
上手く本質を掴めない。
そして、『走ることについて語るときに僕の語ること』が面白かったので続けて『職業としての小説家』も読んでみた。
しかし もし そう で ない の なら、 つまり あなた が( 残念 ながら) 希有 な 天才 なんか では なく、 自分 の 手持ち の( 多かれ 少なかれ 限定 さ れ た) 才能 を、 時間 を かけ て 少し でも 高め て いき たい、 力強い もの に し て いき たい と 希望 し て おら れる なら、 僕 の セオリー は それなり の 有効 性 を 発揮 する のでは ない かと 考え ます。 意志 を できるだけ 強固 な もの に し て おく こと。 そして 同時に また、 その 意志 の 本拠地 で ある 身体 も できる だけ 健康 に、 できるだけ 頑丈 に、 できるだけ 支障 の ない 状態 に 整備 し、 保っ て おく こと
村上春樹. 職業としての小説家(新潮文庫) (p.155). 新潮社. Kindle 版.
私は天才ではないだろうな。
何かを始めるのは割と得意だけど、続けるのは苦手。
そして体力がほんとないという自覚。
会社員以外の収入を得るために色々と手を出してみて思ったけど、
成功する秘訣って、これだよね。
「成功者は、成功するまで続けるから成功する」
ここが弱いよな、という自己認識があるので、成功するまで続ける意思の入れ物である身体を鍛えたい。
そんな好奇心から、また走り始めました。
でも、もともと運動は苦手、体も重くなってるので、2~3キロ走るので精一杯。
それでもここ3週間ほど継続して走っているので、少しずつ距離が伸ばせるようになってきた。
週に2~3回走ればいいかなとも思ったんだけど、そうすると「今日はちょっと眠いし明日でいいかな」という日が続き結局走らなくなってしまう、というのが私のパターンなので、基本は毎日。
スロージョギングなので7分/㎞程のゆっくりペースでも、最後の方は息が苦しくなりこれ以上は走れない・・・という感じに。
でも、毎日続けているとほんの少しずつだけど長く走れるようになるので、自分が変化しているのが体感できる。
そして、毎日汗をかいて体を動かすのは、爽快。
ここしばらく熟睡できる感覚がなかったんですが、走り始めて2週間ほどしたら、久しぶりに朝までぐっすり寝る気持ちよさを味わえました。
スマートウォッチの点数も80点代と、私にしては中々いい数値。
自分に何ができるのか、自分は何かできるのか、今も時々不安になることもありますが、まずは入れ物である身体を頑丈にすることから始めてみます!